第一回京都秘封ランドスケープ 二日目 第三部はこちら↓
今日はイベント当日です。ですが開会が正午を過ぎて午後になるため、午前中は1カ所ランドスケープを探訪します。
目次
一条戻り橋ランドスケープ
今朝も京都駅から始めます。
開会は正午を過ぎてからなので、焦らず午前中前半で一か所巡ります。
まだ巡っていないまだ巡っていないランドスケープで午前中に気軽に行ける場所、となると京都市内で電車で行けるところが都合が良いです。
旅行前にピンを打ってきたgoogleマップとにらめっこ、通信制限との闘いです。
一条戻り橋は、京都市街のど真ん中にあるランドスケープです。近くには晴明神社があります。この神社は文字通り、平安時代の陰陽師である安倍晴明を祀っています。
またこのランドスケープの近くには京都御所があります。今回は、京都御所近くの駅である京都地下鉄の今出川駅からこのランドスケープに向かいます。
一条戻り橋の謂われは1000年ほど前までに遡ります。父の死を悲しんだ息子が、この地で棺に対して噎び泣き神仏に祈願したところ、父が一時的に命を引き返し父子物語を交わした地であるとか、渡辺綱が女の鬼の腕を切り落とした場所であるとか、あの世とこの世をつなぐ橋とも言われています。
ちなみに、原作元ネタとして華扇は渡辺綱に腕を切り落とされた鬼であるという説がありますが...?よく分からない...。
さてゆっくりしている時間もないので目的のランドスケープに向かいます。
今出川駅で降り、京都御所を南に下ると「とらや」という和菓子屋があるのでそこを曲がり住宅街へ。
そのまままっすぐ歩いていけば目的地です。
道中、聚楽城加藤清正邸跡伝承地なるものがあり、とても歴史を感じられます。
着きました。一条戻り橋ランドスケープです。
市民の憩いの場としての雰囲気が結構あります。伝承に合ったような不気味な場所にはとても見えませんが...。
原作では夕方というか夜の場面なのでいつかはその時に再訪したいです。
なーんて記事書いている間に見ちゃいました。ここ心霊スポットだったんですね。
そりゃこんな伝承が残っていればね...。
まああまり気にしないんですけど。むしろ「どんとこい超常現象」ってところでしょうか。(上田と「貧乳」、懐かしいですよね。)
さて、今の時間が10:00ちょっと過ぎたくらい。ここからは京都合同モードに切り替えます。
まずは京都駅にとんぼ返り。
途中こんなものが。
京都はリニアのルートから外れてるんですね、初めて知りました。
個人的には京都にもリニアを通してほしいというか、終点にしてほしいです。
そうすればみんなで卯裕東海道ごっこできますやん。53分の道のりをカレイドスクリーンに映った架空の景色を見ながら談笑、車両は青木ヶ原樹海の下を通り卯東京へ...って。
まああまり叶いそうにない願いですがせめてリニア京都支線を作ってほしいですね...。
お願いしますよ、JR東海さん。
話が逸れました。イベント会場へ向かいます。
しばし土産屋で帰りの土産を品定めをして時間をつぶし、時間が来たら近鉄京都線に乗って竹田駅まで行きます。
近鉄京都駅の様子です。
竹田駅に到着です。竹田駅で降りて歩いていきます。バスに乗ろうと思いましたがSuicaが反応したのかしないのか分からなかったのでバスには乗りませんでした。
代わりに途中のセブンで軍資金補充をしました。手数料無料のキャッシュカードはコンビニさえあればほんと無敵です。
会場到着は12:00ちょうどくらい。すでに待機列ができていました。京都合同、さすが秘封と天狗と阿求(あと今回はボイロも一緒にやってたみたいです)。
開場。いざ行かん。
行ってきました。戦利品がかなり手に入ったので少々腕がきついですが、これは栄光の痛みです。
とりあえず京都駅へ帰ります。京都駅にはコインロッカーがたくさんあるので、そこに色んな荷物を預けます。さすがに重い紙袋を持ったまま次のランドスケープには行けませんからね。
夕方なのであまり遠くのランドスケープには行けません。ですから、行くとしたら京都市街のランドスケープです。暗くなると撮影も結構厳しくなりますからね...。
ということで次のランドスケープは春日ランドスケープと嵐電ランドスケープです。
春日ランドスケープ・嵐電ランドスケープ・伏見稲荷大社
京都駅から市営地下鉄烏丸線に乗り、四条駅で降りて阪急京都線に乗り換えます。ここから西院という駅に向かいます。その駅近辺に目的のランドスケープがあるからです。
西院駅周辺は大通り沿いに繁華街が発展していますが、路地に入ると普通の住宅街になります。駅を出てから大通り沿いを西に進み、適当なところで北に曲がって路地に入ります。最初に行くのは春日ランドスケープです。
春日ランドスケープは春日神社の敷地内にあるランドスケープです。春日神社の創建は京都にある神社の例に漏れずかなり古く、833年の創建らしいです。その昔、天然痘が流行したときに疱瘡を一夜で直した言われる石があり、古来から天皇・貴族の病気の治癒に頼られたそうな。コロナも早う収束せぇ...。
というわけで春日ランドスケープです。
黄昏時の黒くなりゆく空と、明かりを灯し始めて色づいた建物の色味を一枚の写真に収めることができたのではないかと思います。こういう雰囲気の中で秘封倶楽部は活動を始めるんだ、俺は詳しいんだ。
せっかく購入した御朱印帳があるので貰いに行こうかと思いましたが、今日の受付はすでに終了した模様。ちゃんと時間を調べてから来ましょう。
無い物は仕方が無いので次の嵐電ランドスケープに向かいます。このランドスケープは、春日ランドスケープのすぐ北の三条通りにあります。
しかしここで問題発生。誰も(僕一人)運行本数を知らないのである。行く前に最寄りの駅の時刻表を調べてくればよかったものを、そういったことをここに来るまで失念していました...。
というわけで電車が頻繁に運行されていることを祈って撮影場所に向かいます。幸いにも結構な頻度で運行されているっぽく撮影は何とかできそうです。
ぎりぎり間に合いました。やはり夕方の帰宅時間帯だからでしょうか、乗客がたくさんいます。撮影場所は若干狭いところなので長居は無用、即退散します。
これで予定していた(?)すべてのランドスケープは終了しました。京都駅に戻ります。
京都駅に着いてからふと思いました。
「これまだ京都に滞在できるんじゃね?」
悪魔のささやきです。そういえば夜間の伏見稲荷行ってみたいな...ということで急遽予定(そんなものは無い)を変更して、夜の伏見稲荷に繰り出します。まるで秘封倶楽部。
伏見稲荷は京都駅から電車で3駅なのであっという間です。着いてから驚くのは人の少なさ。昼間はあれほどいたのに今は全くいません。まるで賑わいが夕闇に吸い込まれてしまったかのよう。
まずは大鳥居。
ライトアップされてより朱が強調されているのが窺えます。
奥の手水処。こちらは中の白色の天井が朱色の柱や梁などと相性抜群です。
外拝殿手前の門を撮ったものになります。
さていよいよ問題の千本鳥居のところまで行きます。2日前に訪れたときは人でごった返していて見ることができなかったその奥を、初めて見に行きます。しかも暗闇の中。
いざ行かん。
背筋がぞわぞわします。鳥肌も止みません。こういうのを待っていました。行っちゃいけない感じのする場所。人気観光地の真の姿。しかも人気がホントに無くほぼ僕一人なので、まるでどこか違う世界に来たかのよう。ここが神隠しの現場か。何が出てもおかしくはない、蛇が出るか鬼が出るか...。
さらに奥へ進んでいきます。
さっきとは雰囲気が打って変わった。ぞくぞくするのはそうなんだが、さっきは奥へ誘われる感じがしたのに、今度はこっちへ来るなとまるで警告しているよう。世界が変わる、元に戻れなくなる。そんな風に感じました。進むのに勇気が必要です。
伏見稲荷夜の探索はここで終了。京都駅で新幹線に乗る時間が迫ってきているからです。次来たときはもっと奥に進めるように頑張ってみようと思います。
ちなみに夜の伏見稲荷も結構な心霊スポットらしいです。そりゃこんなんだったら何が出てもおかしくはない....。
これで今度こそホントに第一回京都秘封ランドスケープ巡礼は終了。かなり濃い3日間でした。巡ったランドスケープは22ヵ所、さらには京都合同一般参加と今思えば考えられないスケジュールをこなしました。しかしながら、秘封倶楽部の幻覚をたくさん見ることができたのでとても良かったです。これから家に帰ってもしばらくは戦利品眺めて秘封倶楽部の幻覚をたくさん見れます。
というわけで第二回に続きます。この時点では第二回はまだ未定ですが意外とすぐに訪れます...。