どうもこんにちは。
よしひろです。
論文で言うところの緒言は最後に書くタイプなので、旅行に行ってから2か月後の今、この導入部分を書いています。
2カ月もかかってしまった。どうしてだろう。思い当たる節しかない。
とりあえず麻雀はやめます(やめない)。
ともかく、書き起こしたらめちゃくちゃ長くなったので、暇な人だけ読んでください。
9月23日開催の京都合同に合わせ、奈良は三輪山と明日香村、京都は木津川とみやこめっせに行ってきました。
旅程もろくに考えられずほぼ思い付きに近い形ですので、たぶん参考にならないです。
それでも良い方は、読み進めてください。^^
1日目
出発
1日目は午前1時からスタートです。
愛車を駆って、深夜中に名古屋まで直行します。
大マジ。
これにはちゃんと理由があります。
奈良で十分に観光時間を取ろうと思うと、始発の電車では少々時間が足りないのです。
よって、名古屋の朝早い電車に乗って奈良に乗り込むために、名古屋まで深夜走らせるのです。
国道1号と23号を用いて、一気に名古屋まで走ります。
青線が走った道のり(直線部分はよく分からない、たぶん不具合)。
4時に名古屋に着きました。今回は則武の駐車場に停めていきます。一応名駅までは歩いて行ける距離。
超早朝の名駅には始発新幹線が停車中。まだ明かりすら灯っていません。
名古屋の渋滞を避けるためとも言えども早く着きすぎました。時間が余っている...。
そうだ!!一人カラオケして時間潰せばええんや!!(天才)
ちょうど凋叶棕の曲がDAMに収録されたばかりだし!
というわけでカラオケ店にぼっちオタクが入店。
「世界秘封倶楽部化計画」「Dolls into Pitiful Pretenders」「Space Miko」「くすぶるなにか」の4曲を中心に歌いました。
こうしてカラオケ店で6時20分まで時間を潰し、近鉄の急行電車伊勢中川行きに乗車。
ここから先、伊勢中川駅までの記憶が全く無いです。途中の津駅の放送が聞こえたくらい。
つまりほぼ寝てた。
そのおかげで、乗り継ぎの大阪上本町行きの急行電車に乗り継ぎ失敗。電車から降りて十秒くらいで、乗り継ぎの電車の扉が閉まりました。
なにしてんねん。
全部寝不足のせいです。クソ旅程を立てた自分が悪い。
駅のベンチの中で遠ざかる意識の中、過去の自分に中指を立てています。
次こそは大阪上本町行きの電車を捕まえ、目的地である桜井駅まで何とか行きましたが、これも電車の中での記憶がない。
10時半くらいの到着まで、行きのほぼ全行程を寝ていました。
良く寝たけど、凄く疲れた。
でも何はともあれ、無事に桜井駅に着きました。
中学以来の奈良訪問、張り切っていきます。
三輪山周辺
最初の訪問地は三輪山周辺です。
この付近には、大神神社を筆頭に観光地が多く存在します。
大神神社と言えばまず、神霊廟5面ボス「物部布都」のテーマ「大神神話伝」が思い浮かぶことでしょう。
また秘封ファンからすれば、三輪山は聖地と言えます。
作品終盤に大神神社の御神体である三輪山に登山しようと提案した蓮子が、メリーにキッパリ断られる場面が印象的です。
その他にも、この地には東方的聖地は様々にあります。
さっさと行っちゃいましょう。
桜井駅からは歴史街道に沿って、古来よりある「山の辺の道」に向かいます。
山の辺の道は日本最古の道と呼ばれるほど、古くからある道です。
最初に向かうスポットは、そんな山の辺の道の南端に位置する「仏教伝来の地」です。
東方と仏教は切っても切れない関係。仏教が無ければ東方も無かった(?)。その始まりの地に向かいます。
「仏教伝来の地」は大和川のほとりにあります。
仏教伝来当時、舟運の最終到着点はこの場所でありました。
難波津(大阪府は海の中)からこの場所にまで、船を入れることができていたのです。
普通に凄い。
そんな舟運の終着点であるこの地には、古来から市場が設けられていました。
三輪山のふもとにあったもの。
海柘榴市(つばいち)です。
今は市場は無いですが、わずかにその名残を感じさせるものが残っています。
海柘榴市観音です。市であったことをわずかに主張しています。
海柘榴市観音は入り組んだ路地の先にあります。
古来の市場と言えば、東方虹龍洞六面ボス「天弓千亦」を思い起こします。
元ネタとしてどう関係しているのか書くと長くなるので、ここで万葉集の和歌を紹介。
紫は 灰指すものそ 海柘榴市の 八十の衢に 逢へる児や誰
ちまたんは色んな要素を含んでいるらしいね、道祖神とかなんとかかんとか。
再び山の辺の道に復帰し、大神神社へ歩みを進めます。
道中には彼岸花が咲いていたり、磯城瑞籬宮伝承地があったりしました。
(崇神天皇って名前しか聞いたことがない...。日本書紀にも登場する天皇であり、実在した可能性がある最初の天皇らしい。磯城瑞籬宮伝承地には都があったという。)
途中雨が降ってきたりなどしましたが、大神神社に到着です。
大神神社
今まで通ってきた道は僕以外誰もいませんでしたが、大神神社ともなると周りの観光客が一気に増えます。大和国一之宮だもん、そりゃそうだ。
大神神社は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を主祭神とし、三輪山を御神体としています。この形態は諏訪神社上社本宮と同じです。
その他にも大己貴神 (おおなむちのかみ)・少彦名神 (すくなひこなのかみ)とどこかで聞いたことのある神様が祀られています。
さっそく二の鳥居をくぐり、本殿へ。
参拝、御朱印御記帳を行いました。(写真ロスト...)
ここでさぁ、次はどうしようかと御神木を眺めながら考えます。
①本命、お昼ご飯を食べる
②次点、次の場所へ行く
10分悩んで決めました。厄除の御祈祷を受けます。
本年が本厄の僕ですが、今までにどこにも厄除に行ったことが無かったので、今からでも遅くないと思い五千円奉納しました。
というわけで御祈祷受けてきました。
祝詞奏上や鈴祓、拝礼を行いました。
拝礼は拝殿に赴き、その中で参拝します。
祝詞奏上では「幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)守給(まもりたまえ)幸給(さきはえたまえ)」と三度唱えました。
凄く厳かでした。この感覚は忘れがたいものになるでしょう。三輪明神恐るべし。
あとお札と神聖そうなお米を貰うことができました。(ついでに御神酒頂きました。車に乗ってこなくてよかった^^)
ちゃんと祀っておきましょう(神棚とか全く無いけど...)。
最後お団子を食べて、次の目的地「明日香村」に向かいます。
明日香村
近鉄で一気に明日香村最寄りの駅「飛鳥駅」に来ました。
やたら目に付く「世界遺産へ」の文字。
大抵こういう(どういう)観光地にはレンタルサイクルがあるのですが、雨の場合は営業してません。歩くしかねぇ。
というわけで歩きます。
途中には天武・持統天皇陵があったり。
目的地は3.2km先の石舞台古墳。暗くならないといいな...。
これ無理だわ。雨がやまない。下手するとずぶ濡れになる。
泣く泣く諦めます。次も来る口実ができたから良いけど。
とりあえず雨をしのぐために木立へ。そのまま奥の道を進みます。
こういうのでいいんだよ。こういうので。
見ると近くに高松塚古墳。理系一択、高校では世界史選択で日本史を最後にまともにやったのは中学の僕ですら名前を聞いたことがある有名古墳。
行かないわけがない。
先に高松塚壁画館に行きます。真っ先に目についたので。
300円の入館料を払って入館。この展示館、なんと写真撮影OK!この手の展示館は写真撮影禁止が大半なのに、ここは太っ腹です。旅のいい思い出になります。
高松塚古墳と言えば女子立像や神獣、星宿図で有名(らしい)。
復元レプリカですが、発掘した状態をそのまま再現しているようです。
一部紹介。
写真を何点か撮りますが、ここでスマホのバッテリーダウン。しっかりと目に焼き付けておきましょう。
次に古墳本体を見に行きます。
割と整備されている印象。
大阪平野にあるような前方後円墳ではなく、円墳というスタイル。
造成年代は694~710年(藤原京)の間だという。藤原京跡地も行きたいな...。
ここからだと、明日香村の集落が良く見えます。
田園と小高い丘が連続する風景、控えめに言ってめちゃくちゃ好きです。
こういうのでいいんだよ、こういうので(二回目)。
というわけで雨がまた降り始めて暗くなり、僕の撮影の腕が追い付かなくなったので退散します。
ここはリピートです。
とりあえず北上し奈良の中心部へ。
天理スタミナラーメンを食しました。スマホ充電もなんとか復活。
その後京都に突入し、快活宇治大久保店にイン。わざわざ駅から歩いてこの場所にしたのは、明日朝になれば分かります。
朝6時くらいに置きたいな。おやすみなさい。
二日目
上津屋橋ランドスケープ
寝坊しました。ふつーに。
朝の7時半になっていました。はぁ。
とりあえず身支度を済ませ、快活を脱出。木津川に向けて歩みを進めます。
道の途中には宇治茶の茶畑。黒い覆いで日光を遮るのが特徴。
道は土手の上に登り、歩行者・自動車専用道になります。
日曜、朝、晴れの日、みんな自転車漕いでいる。歩いているのお前だけ。
やがて道が二つに岐れます。もちろん川にほうに行くと。
流れ橋です。
令和の頓智。このはし渡るべからず。(端っこは危ない)。
欄干無しの本当に流れるタイプの橋。最近も流れました。(2023年台風7号で流出、2024年5月17日に復旧)
橋脚にワイヤーロープをもってして橋板と橋桁が固定されており、増水時には橋板と橋桁が流される仕様になっています。
この手の橋は近年の豪雨災害の影響で高頻度で流れ、そのたびに多額の費用をつぎ込んで復旧するとのこと。
景観を保ち流れ橋を残そうとする派閥、災害に左右されにくい永久橋にしようとする派閥、どちらもいます。
行けるうちに行くべきかもしれません。
例の場所は土手から河原に降りて撮影。周囲には野生動物のオソマがあるので、その点は注意。
前日は雨が降っていたので、撮影できるのかどうか微妙でしたが、晴れていたのが幸運でした。
雨のときには川岸には行かない。降ってる量によらず守りたい原則です。ホントは上流の天気もチェックすべきだけど。
撮影も済んだので、再び橋を渡って対岸へ。
来た時から何か既視感があるなと感じていましたが、これ「欄干の無い蓬莱橋」という表現が一番しっくりくる。
蓬莱橋は世界一長い木造橋ですんで、静岡に来た際にはぜひ。近くには埴安神にゆかりのある大井神社もありますヨ。
話が逸れました。
みやこめっせに行く時間も考えなきゃなので早めに撤退。
久津川駅に向かいます、歩いて。
京都中心に向かい電車を乗り継ぎます。
途中当ブログおなじみのポスターとご対面。
その後無事みやこめっせに到着。
FFのD氏やF氏と合流し、楽しんできました。
特急街道
各々戦利品を手にし、会場を後にします。F氏とはここでお別れ。
ここから先はD氏と名古屋まで一緒に行動します。
まずは京都駅。
い つ も の
お ま た せ
ノ ル マ 達 成
親 の 顔 よ り 見 た 風 景
お約束の京都ランドスケープ。もはや言うまでもない。(人が多いけど...)
駅構内に入って、JR・新幹線改札を華麗にスルー。
向かう先は近鉄。
今回はこれに乗ります。
その名を近鉄19200系「あをによし」。
近鉄が誇る京奈阪観光特急です。
紫檀メタリックと呼ばれる独特な紫の車体カラーに、金色の装飾。正倉院宝物である「螺鈿紫檀五絃琵琶」をモチーフにした巨大な花柄の装飾。
普通の特急ではないことを視覚でも訴えてきます。
内部の装飾も凄まじいです。
洋風ながら、かつて奈良が首都だった時代に華開いた「天平文化」を随所に散りばめた内装。
瑠璃色の照明は「瑠璃器」をイメージしたオシャンティーな照明。
車内販売カウンターは校倉造をイメージしたデザイン。
外を大きく見ることができる窓。
近鉄はとんでもないものを作り上げてしまいました。
今回はツインシートを利用。予約してくれたD氏に感謝(というかこの後の切符は基本的にすべてD氏に予約してもらいました。めちゃくちゃ感謝)。
今回乗る座席は進行方向右側の窓を向いている席。窓側とかではなく、文字通り窓を向いている。
シートはずっしりと重みがあり、ふかふかしている。気分は貴族。
ヘッド部のサイドに支えがあるのがこれまた良い。
定刻通り出発し京都駅を後に。また来るからな...。
というわけで二人して狂ったように車販に(笑)
ここにしかないものがあるのなら、そこで手に入れなくては失礼というもの。
どちらともこれでもかと紫色を主張してきます。
まほろばサイダーはレモンシロップで色が変わる変色ギミック付き。大人の味です。
ゆっくりと味わい、寛ぎたいものですが...。
この特急、大和西大寺までを28分、近鉄奈良までを34分で結ぶため、ゆっくりする暇がないのです(笑)
宇治川にかかる澱川橋梁、巨椋池の跡地付近、木津川、古代より地名の伝わる新祝園、京都・奈良県境の跨る高の原イオン付近、これらを爆速で通過していきます。
途中、近鉄が今度新しく導入する(旅行時点)8A系の京都線試運転に出くわしました。
導入するとは聞いていましたが、このタイミングで遭遇するとは持ってます。
電車は西大寺駅へ。ここで次の特急へ乗り換え。
しばし時間があります。
しばらく待って...。
再び8A系。そのまま見送りました。
近鉄奈良駅に向かうようです。これ戻ってくるな。
その間に買い物などを済ませました。
再びあをによし。さっき乗ってきたやつだと思います。
再び8A系。近鉄奈良駅から折り返してきました。
そしてやってきました。ひのとり。
近鉄が誇る名阪特急です(今回は阪奈だけど)。今回で2回目の乗車。
今回お世話になる車両。
座席は最後尾車両の最後尾、つまり後面展望席です。過行く景色を見ながらの離奈となります。
ここは山際ということもあり標高が高く、さらに周囲には背の高い建物が無いことから 大阪平野を見下ろすことのでき大阪都心部のビル群が良く見えるポイントになっています。
というわけで、生駒山地をトンネルで突破し石切駅を過ぎると...
今日は晴れているため大阪都心部とその奥の六甲山地が見えています。
この場所を過ぎると住宅街へと入っていき鶴橋・上本町を経て大阪難波駅へと入っていきます。
一旦ここで降車、駅の中をぶらぶらし再びホームへ。
しばらくしたら、お世話になる車両が入線。3回目のひのとり。
正真正銘の名阪特急。名古屋まで乗り通します。
今回は先頭車両前面展望を取ってもらいました。D氏に圧倒的に感謝ッ....!
車両はさっき乗っていた車両です。つまり同じ座席。
今日のひのとり第17列車1号車前面展望は僕らのために用意された座席です(自惚れ)。
さっそくシートに座り、豪遊スタイルを展開。
そして全面展望を堪能します。以下すれ違った電車たち。
30000系ビスタEX
9820系ミャクミャクラッピング
21000系アーバンライナーplus
対向の80000系ひのとり
50000系しまかぜ(ボケちゃったので画像無し)
この間に凋叶棕のアルバム「逆」の「至天」を布教されていました。
さとまいばんざい。いわゆる浮気。
いろいろ書きたいことがあるんですけど、これだけは言えます。
秘封倶楽部の二人の行く末をただただ見守る、そういうオタクに僕はなりたい。
話がどんどん逸れていきましたがとにかく名古屋に着きました。
名駅内で名古屋名物のきしめんをいただき解散、D氏とはここでお別れです。
残りは家までドライブのみ!
ではこれにて。拙文を読んでいただきありがとうございました。
(このあと道に迷い、最終的に家にたどり着いたのが日付を越えた午前1時とかでした。結論、「名古屋周辺の道路は魔境」。)