美広(よしひろ)のブログ

秘封倶楽部の行く末をただただ見守る、そういうオタクに僕はなりたい。

【痛い】マエリベリー・ハーン一歩手前の体験をしたと思いこむ一般成人男性

こんにちは。

よしひろです。

 

タイトルがおかしいですが、最後まで読んでください。たぶん意味は分かると思います。気は確かです。

 

約2か月前の出来事です。

 

(もう2か月も前。ふぇぇぇ...。)

 

私はふと思いつきで、久しぶりにあの場所に行きました。

その場所は、僕のブログでも過去取り上げた「無間の井戸」がある粟ヶ岳阿波々神社。

静岡県掛川市にあります。

 

晴れた夕方の阿波々神社。

この場所には、撞いた人に現世では富をもたらし来世では無間地獄に落とす「無間の鐘」を捨てたとされる「無間の井戸」があります。

遠州七不思議のひとつです。

無間の井戸に到達した宇佐見。その井戸を覗くと...?

東方の聖地的には、「無間の鐘 ~ Infinite Nightmare」が関連します。ダブスポで撮影曲として初登場し、「未知の花 魅知の旅」でも収録された秘封に縁のある場所です。

 

また若干こじつけみが強いですが秘封関連としては、この場所は小泉八雲先生著「怪談」内に「鏡と鐘と」にも取り上げられています。

ラフカディオ・『ハーン』が取り上げるんだから間違いない。

 

ちなみに凋叶棕の「慄」に収録されている「鏡と鐘」は、ハーン先生著「怪談」の「鏡と鐘と」から来ているのは、凋叶棕ファンの皆さんにとって周知の事実でしょう。現実にも凋叶棕聖地ができてしまいましたね(?)。

粟ヶ岳から牧之原台地を望む宇佐見。茶畑が見事だが、残念ながらガスってる。

話が逸れそうなので本題に入ります。

 

ときは3月25日。

この日は静岡県は低い雲が立ち込め、霧雨の天気模様。

ちょうど実家から掛川を経由し、自宅のある浜松へ向かう用事がありました。

 

本来ならば実家と自宅の往復だけで終わるはずでした。

ですが、数日前にTwitterでみた霧の写真が脳内を思い出し、ふと思いつてしまったのです。

 

「いまから無間の井戸に行けば、ひょっとしてすごく良い雰囲気なのでは...?」

 

自宅に到着してすぐに撮影機材を引っ張り出し、粟ヶ岳へ直行しました。

結果はビンゴ。エラい濃霧でした。

登山道の時点ですでにこれ。対向車が来ないことを祈るばかり。

山頂の駐車場に車を置き、いざ山の中へ。

こんな天気の日にわざわざ登る人なんて僕以外にはいないので、この景色を独り占め。

京尤シ舌でオンシャーから面接の日取りを確認する電話ががかかってきて一瞬だけ現実に引き戻されましたが、気を取り直して...。

霧の廃寺、鳥居、階段...。

満足できる構図が沢山ありました。ここは現世に非ず...的雰囲気でもう、はい、ひとり秘封倶楽部ごっこできたと思ってめちゃくちゃ満足しました、そのときは。

 

 

 

 

 

約一か月とちょっと過ぎた後、「七夕坂夢幻能」のブックレットを読んで

『??????????!!!!!!!!!!!』

となりました。

 

なんともいいタイミングで濃霧に包まれる体験をしたもんだなと。

マエリベリー・ハーンと同じ気持ちになれていたんじゃないかと。

 

無間の井戸についてですが、遠州七不思議に数えられているくらいの場所です。

無間の井戸以外にも色々あります。古代磐座信仰の跡と考えられる巨岩とか、地獄につながるとされる穴(←異界への入口っぽくて良い)とか。

日本中の不思議を集めている秘封倶楽部がここに来ないだろうか、いや来るだろう。

 

そういう意味では、今作のおかげで秘封倶楽部は日本全国どこにでも、よりその実体を持って現れるようになると思います。

そして秘封倶楽部の影を追いかける者は、その姿をどこにでも追い求めることができるようになります。

 

秘封倶楽部が見たかもしれない景色を追いかける、それが風景写真を撮る趣味を続けることができた理由かもしれません。

あの霧も、もしかしたらメリーが見た景色と同じなのかもしれない。

 

 

 

 

 

粟ヶ岳山頂。山頂には実はカフェが併設されている。いつかちゃんと行く。


粟ヶ岳は静岡県を代表する屈指の東方聖地だと思います。車で山頂まで行ける素晴らしい山なのでぜひ。新幹線も停まる掛川駅からレンタカーで行けます。

ちなみに歩いて登山すると、茶畑の中を歩いたりできるのでオヌヌメ。

茶草場農法」で世界農業遺産に認定された茶畑も見えるビュースポットでもあります。

 

 

みんなも秘封倶楽部の影を追いかけよう!!!

 

 

それではまた。