美広(よしひろ)のブログ

秘封と天狗を追う

善光寺御開帳&諏訪大社御柱祭②

善光寺御開帳&諏訪大社御柱祭①はこちら↓

wingman-yoshi2.hatenablog.com

 

おはようございます。今朝はあいにくの雨模様の天気となりました。ここはJR篠ノ井線もしくは中央本線平田駅の快活。二回連続の宿泊となりましたが、もう慣れてしまいました。今日からは諏訪周辺を巡っていきます。諏訪と言えば、風神録の元ネタもとい守矢神社の元ネタが数多く存在する東方屈指の聖地です。御柱祭に合わせて今回は探訪を計画しましたが、日程が限られているのと広く点在するスポットが多いので行きたいところすべて巡ることができるのかは分かりません。ですが可能な限りたくさんのところに行ってみようかと思います。

目次

1.諏訪大社下社秋宮

スタートは篠ノ井線平田駅近くの快活です。この旅では快活によくお世話になります。

篠ノ井線から中央東線に入り、諏訪入りします。途中駅である塩尻駅は、中央西線との合流地点になっており特急も停まる主要駅となっています。塩尻を通過、中央東線に入り諏訪を目指します。途中長いトンネルを通ります。現在使われているこのトンネルは、おそらく最近になってから作られたもので、本来は別のルートが旧街道として使われていたのでしょう。現にこの北には塩尻峠が存在し、中山道の難所のひとつでした。

 

トンネルをくぐればそこはもう諏訪です。最初に停車するのは岡谷駅。この駅の近くには洩矢神社と藤島神社があります。この2社は諏訪の征服を物語る重要な史跡で在り、今も静かに岡谷の地に佇んでいます。またこの2社には訪れます。

岡谷を過ぎると次の停車駅は下諏訪駅。秋宮と春宮の最寄り駅です。ここで下車、2社に向かいます。

電車を降りると万治の石仏のレプリカがマスク姿でお出迎え。万治の石仏は下社春宮近くにある、江戸時代前期の石仏です。かの岡本太郎が愛したとされています。

芸術が爆発しています(?)

 

 

駅の改札を出て駅前通りに出ます。駅のロータリーにはしめ縄のようなモニュメントと一緒に温泉が湧き出ていました。下諏訪駅では小規模ですが、上諏訪駅に行けば足湯がありますし近くには間欠泉センターもあります。今回は優先度が低いです。

 

 

駅前通りを進み、北のメインストリートに出ます。ここはおそらくですが旧中山道だと思います。諏訪大社の目の前を街道が通っているというなんとも興味深いところです。

早速地元の商店が運営するレンタルサイクルの営業所へ向かいます。ご存じの通り、諏訪は広いので、観光するならやはり自転車はほとんど必須です。

しかし、今日はあいにくの曇りで雨と言わなくても水滴が落ちてきそうな天気です。そのためか、貸し出しは今日は無理と受付で言われてしまいました。

とほほ...。雨ならしゃーない、歩いていくしかないのです。下社巡りは歩いていきます。

 

下社秋宮は駅からすぐのところにあります。標識がそう言っています。

 

 

標識に従い秋宮に向かいます。秋宮近くには、かつてここが街道であったことを示す名残があるのでそこも見ていきましょう。

 

 

 

かつて関所など街道の重要地点には、昔の法律が書かれた札が掲げられ、旅人たちに遵守するように求めていました。他の有名な関所の街でもこのような表札所は残っています。東海道で言えば新居関所が有名だと思います。

一通り見て、いよいよ秋宮に向かいます。秋宮の入口前は開発が進み、色んな商店がありますが、観光客はまばらです。やはりまだコロナの影響というのは色濃く残っているのでしょうか...。

入口では立派な鳥居が迎えてくれます。

 

 

鳥居を正面に左から入っていきます。理由は知りませんが、とにかく形から。こういうところでは参拝のルールに従っていきたいですね。

入って緩い坂を登ると、東方界隈おなじみの見慣れた景色が見えてきます。

 

 

そうです。風神録6面八坂神奈子戦背景のあの神社です。この建物は、国指定重要文化財にも指定されており、名を神楽殿と言います。わきにある狛犬は、青銅製のものでは日本一とも言われており、諏訪大社の風格を感じさせるものになっています。

それにしても風神録6面のイメージが先行してしまっている...。もうその目でしか見れない体になっちゃったねぇ...。あーきつかったマウンテンオブフェイスを思い出す...。

とりあえずは写真撮りましょう。そして今年は風神録15周年の記念年です(?)。祝いとして、原作CDとツーショットです。

 

 

写真を撮り終わったので境内を見て回ります。正面から見て左奥には、鹿島社や子安社といった小さな分社が並びます。その近くには秋宮二之御柱があります。

 

 

楽殿の奥には弊拝殿があります。こちらで参拝し境内を引き続き散策します。弊拝殿正面右側には一之御柱があり、その周辺にも小さな社があります。

 

 

次に向かうは社務所。お目当ては御柱祭年の限定御朱印です。限定には目がなくなっちたし、記念だし、もう歯止めは効きません。蒐集癖がここで遺憾なく発揮されています。また、社務所の前にはこんな噴水もありました。

 

 

龍をかたどった噴水です。流れているのは温水、4月の上旬ということもあってか、立ち上る湯気が目立ちます。龍の噴水と言えば、幻想郷にも設定上、龍の噴水があるそうですね。目の色で天候を知らせてくれる便利なものだとか...。流石に現実世界にあるこちらの竜の噴水は、目の色で天候を知らせてくれるということはありませんが...。

 

社務所方向から神楽殿を撮影してみました。こうして見ると、御柱が沢山立つ守矢神社という解釈もできなくはないですか...?

 

 

さらに近くにある小高いところからは諏訪湖を一望することができます。今日はあいにくの天気ですが...。

 

 

せっかくなのでおみくじ、引きました。中には、みくじの紙(?)と一緒に翡翠が入っていました。なんかもう、至る所に東方元ネタが仕込まれているような感じがして一瞬たりとも見逃せません。あ、みくじの結果はそれほど悪くはありませんでしたよ。ここではあえて見せませんが大事に保管しています。

最後に神社を出て鳥居の真下から大通りを見下ろす風景です。

 

 

秋宮に別れを告げ、次は春宮に向かいます。

2.諏訪大社下社春宮

秋宮の鳥居から出てそのまま大通りを西にひたすら進みます。大きな鳥居が見えたらそこが下社春宮へ続く参道の入口です。

 

 

基本的にはここを北上すれば春宮にたどり着きます。春宮周辺には「おんばしら館よいさ」などがありますが、今回は立ち寄りません。時間が無いのです...。

参道の途中、面白い物があります。

 

 

これは下馬橋と呼ばれているものです。今は道路の真ん中に非自然に残る橋になっていますが、昔はここに川が流れていたそう。この名前の通り、そんな人でもこの橋から先は馬を降りて歩いていく必要があったそうです。今では下社では一番古い建造物とされ、年二回は現役で使われる立派な橋となっています。

ここを過ぎ、しばらく行くと春宮の鳥居が見えてきます。春宮は秋宮に比べ観光客が居ませんでした。ここなら静かに見て回ることができそうです。春宮にもやはり元ネタが散見されます。まずはここ。

 

 

筒粥殿です。八坂神奈子のスペルカード「神の粥」の元ネタになっています(EもNもHもLもおそらくすべて同じ)。いやぁあれは苦労しましたねぇ...。ノーミス突破までには結構時間が掛かりました...。筒粥など、粥を用いた神事は諏訪地方以外でも案外残っていると思うので調べてみると面白いと思います。静岡県にもいくらかあったかな..。

神社最奥には秋宮と同じように弊拝殿があります。見た感じは秋宮と同じような感じです。諏訪地方の神社ではこのような形式をとる神社が多数あるそうなので、そこを巡ってみるのも面白そうですね。時間とお金に余裕ができればやってみたいものです。

 

 

境内の東側にも風神録元ネタがあります。

 

 

結びの杉です。この杉は、これまた八坂神奈子のEx道中スペルカード「杉で結ぶ古き縁」の元ネタになっています。下社は全体的に八坂神奈子の元ネタが多いように感じますが、これは下社が八坂刀売神を祀っていることが由来だと考えられます。この杉は二股に分かれているのが根元で一つになっているから縁結びに効果があるそう...。正直あやかりたい。

最後に境内から諏訪の街を見下ろしました。鳥居は異界との境界のように日常と非日常を分けています。あぁ戻りたくない...。できればこのまま....、そんなわけにもいかないので限定御朱印を貰い次の目的地に向かいます。

 


次の目的地は上社の2社です。そのためには茅野まで向かいます。次こそは自転車借りれたらいいなぁ...。

善光寺御開帳&諏訪大社御柱祭③に続く

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