こんにちは。
5月も幾分か進んでからなぜか春休みのことについて振り返っています。
なんでなんだろーな(棒)
それはそうと、2月,3月,4月は旅行に行きまくっていました。
今までで一番春休みを満喫しています。1年生の春休みはコロナの幕開けで、少し怪しくなっていてさらにサークルもこなして、去年のこの時期はサークル活動でめちゃくちゃ忙しかったので、サークルを引退から初めてのこの春休みは実質まともな春休みとしては初めてでは...?
というわけで春休み開幕から京都、斑尾スキー旅行と飛ばしました。
京都旅行はそのうち書きます。あれは2回目のHL巡礼と叡電コラボに合わせて行ったので、いろいろネタはあります。いやーあれもう一回やってくれないかなー。
斑尾は大学のプライベートな感じで友人と行ったので、あまりここに書くことは無いですね...。でも、スキー場行くと大体撮れるんですよ、天空璋4面道中が。
大体の場合吹雪くんで、視界がゼロに近くなるなんて当たり前に起きます。
ホント4面道中まんまです。経験者の方ならわかってくれるはずです^^
3月も前半に2泊3日の京都HL巡礼を敢行しました。さすがに3回目なので勝手はだいぶ分かってるはずだったんですが...そのうち書きます。
あとは実家に帰省していた際の粟ヶ岳登山、こちらは日帰りです。ここにも東方の聖地があるので、帰省のついでに行きました。
4月はちょうど名古屋に行く機会を得たのでそのついでに善光寺の御開帳と諏訪大社の御柱祭の様子を見に行くために3泊4日の旅に出ました。聖地巡礼、ここに極まれりです。これもぼちぼち書きます。なんせネタはたくさんあるので...。
今回は粟ヶ岳について書きます。まだ一回目のHL巡礼の記事が終わっていない?
気にするな。
だってぇ多いんだもん...。あのとき1日にかなりの数のスポットを訪れているから...。
あと今は卒研配属されているので時間を何とか見つけながら書いている状況ですので、更新頻度を落とさないように頑張ります...。
さて3月もある程度進んだある日、一旦実家に帰省することにしました。実家の場所ははもちろん詳しくは言えませんが、静岡県の中部地方のどこかです。
気軽に行ける東方聖地無いかな~なんてずっと思ってたら。ありました。粟ヶ岳の「無間の井戸」。
元ネタは「東方文花帖ダブルスポイラー」から、「無間の鐘 ~Infinite Nightmare」です。
無間の鐘とは、叩くと現世では幸せになれるが、死後永遠の苦しみにあうという恐ろしい鐘のことです。
粟ヶ岳の山頂付近には、この鐘を捨てたとされる「無間の井戸」があるそうです。さらにはこの鐘のもともとの所有者だった寺が,廃寺になって近くにあるそうなので行ってみることにしました。
その日は午前中に用事があったので、素早く済ませて粟ヶ岳のある掛川市まで向かいます。道中富士山静岡空港に寄ることにしました。
晴れていればここから目的の山が見えます。
有料と無料の駐車場どちらもあるので、迷わず無料駐車場に停めます。
と思っていたんですが、ちょっとガスって見えない( 一一)
ご存じの人もいるかと思いますが、この山には、デカデカと「茶」と木で文字が描かれています。
なのでお昼ご飯だけ食べて、中をちょろちょろって見て、退散しました。この空港、僕が高校生のころ来た時とだいぶ勝手が変わっていて困惑しました。
綺麗になるのは良いけど、人がだいぶいないのに大丈夫か?って感じです。
今後はコロナ禍が収束に向かえば多少は良いでしょうけど、外国人の人が来ないとねぇ...って元地元民は思いました。
そんなこんなですが目的地へ向かいます。
事任八幡宮付近までは旧国道1号を行きますが、途中から目的の山へ向かう道へ入ります。
きつい坂というわけではありませんが、狭めの片側1車線と多めのカーブが半分ペーパードライバーの僕を苦しめます...。実家の軽自動車を借りて行ったんですが、結構きつかったです。ハイエースとかアルファードとかは間違いなく入らない方がいいと思います。
駐車場は、麓の東山いっぷく処の近くにある「第三駐車場」になります。
春になると桜が咲いているのを見ることができます。
僕が来た時は、駐車場が半分埋まるくらいには人が居ました。大半は、山にハイキングに来るような中高年の人たちでした。
僕みたいな聖地巡礼で来るような人は少数派でしょう。
というわけで山登り開始です。
目指す先は、粟ヶ岳山頂です。
なんか白飛びが激しくて見えづらいですが、鉄塔が見える付近が山頂です。
駐車場から山頂までは大体4kmらしいので、健脚であればそれほど上るのに苦労しないと思います。
少し歩いたところで振り返ると茶畑が広がっているのが見えます。
今回巡るスポットの位置する場所は、静岡県の中でも特に有名な茶処である掛川の山の中にあります。
歩き始めて2分くらいでこの感じなので、上に登っていけばもっとすごくなります。
登っていく途中、こんな路地を見つけました。
ここから先はおそらく私有地っぽいので入るまではさすがにしませんでしたが、吸い込まれるように細く伸びる路地には惹かれるものがあります。
こういう路地に秘封倶楽部の二人は入ってくんだ、俺は知っているんだ...。
というわけで続けて登っていきます。
登っている途中で灯篭を見つけました。
どういう経緯でいつ設置されたのかよく分からないです。
使われているのかどうかも分からないです。
ここから先は少し坂がキツくなります。
写真で見るとそうでもないように見えますが、実際にはかなりの急斜面です。降りるときはマジで気をつけなきゃいけないくらいのやーつ。
ですが振り返ると...。
進んできた道中も、お茶畑の中。さすが掛川、静岡県の中でも有数のお茶処です。
ケータイのパノラマで撮影しました。左手には牧之原台地、正面奥には小笠山が広がっています。
さて、見晴らしが良いのもここまで。
ここから先は少し山道といった感じになります。
山道と言ってもちゃんと整備はされているので、初心者でも登りやすいと思います。
訂正します。これは少し危ないです。人が一人通れるくらいなので、注意しながら登っていきます。幸いにも、この山はそれほど登る人がいないようなので、すれ違いはあまり考えなくても良さそうです。
途中でこんなベンチを見つけました。
ハイ蓮刈はちゅっちゅしろ。こういう椅子で休憩してるんだろ俺は知ってるんだ。
こういう山に不思議を探しに来てるんだ(幻覚)。
いや真面目にこういうところで秘封倶楽部の妄想が捗る。いったんお出かけすると秘封を探しにいく癖が最近完成していますありがとうございます。
はい、さてここから先にしばらく登ると何やら廃墟(があった跡)が見えてきました。
どうやらお寺の廃墟です。そういえば、ここ来る前の下調べで廃寺があるみたいなこと書いてあるの見たことあるぞ...と思って再度調べると、どうやらこのお寺は最近になって取り壊しにあったよう。
数年前までは割といい感じに寂れた廃墟を見ることができたそうですが、残念です。
実はこのお寺、無間の鐘がもともとあったお寺と言われています。
その寺の名前は観音寺。観音寺には、弘道仙人という山伏(天狗の元ネタの一つ)が供えた鐘があったそうです。この鐘を突けば富が得られるという噂が広まり,やがて多くの人が訪れるようになりました。しかし、それに伴い回りでの事故が増加、人々が傷つきます。この様子に耐えられなくなった和尚は、鐘を頂上付近の井戸に捨てました。
これが無間の鐘のお話です。
この鐘を突くと現世では金持ちになれるが、来世では無間地獄に落ちる。
「東方文花帖 ダブルスポイラー」での説明にもそんな感じに書いてありますが、まさにその通りです。
さて、建物はすでに撤去されてしまいましたが、石仏はいくつかが残っています。
昭和前半のものから、江戸時代である天明年間の石仏が残っています。
やがて撤去されてしまうのか、それともまるで忘れ去られたかのようにここに残り続けるのか,行政ではない私たちにはわかりません。
軽く挨拶を済ませ、山頂へと向かいます。
ここまで来れば、山頂まではあとほんの少しです。
粟ヶ岳小旅行2へ続く...。